梅干しは、梅の実を塩漬けにして漬け込んだのち、取り出して太陽光にさらした食品のことです。あまりにも日常的な食品であるため、知らない人はいないでしょう。しかし、苦手だという人も案外多いかもしれません。独特の酸っぱさと匂いにどうしてもなじめないという人や、子どもは特に食べなれないことも多いかもしれませんが、これからの季節は少しでも食べるようにしたほうが健康のためにも良いかもしれません。梅干しには殺菌効果があるといわれています。お弁当のごはんの真ん中にひとつおかれた姿を見たことがない人はいないでしょう。それは彩りだけが目的ではなく、お弁当を食べるまでごはんがいたまないようにという効果を期待した、きわめて理にかなった方法といえます。夏に向かってますます蒸し暑い日は続くようになるこの季節の健康維持に梅干しは欠かせないもののようです。

梅干しが持つ5つの効果

古くから日本で愛される梅干しは現代の食卓でも用いられ、お弁当やおにぎりの具として欠かせない存在です。平安時代に書かれた日本最古の医学書である『医心方』でその効用がとりあげられたり、昔の事例から見ても梅には様々な栄養効果があるとわかります。梅干しが持つ主な効果は5つで、一つ目は疲労回復です。酸っぱさの原因である有機酸は、エネルギーを補給するために効果的です。二つ目はインスリンの働きを高めることです。この効果により血糖値が下がるため、糖尿病や高脂血症の予防につながります。三つ目はカテキン酸による抗菌、殺菌作用です。腐敗防止や食中毒の予防に役立ち、腸内環境を健やかに保ちます。4つ目はクエン酸効果で二日酔いや車酔いなどを抑えることです。最後の5つ目として、汗の臭いや体臭、口臭など気になる臭いを抑えることが挙げられます。食事により体が酸性にかたよるとアンモニア臭を放出し、汗のニオイも臭くなってしまうのですが、梅干しを食べることで体をアルカリ性に保ち、結果としてあらゆる臭いを軽減してくれます。

疲れた時に梅干しを一粒食べてエネルギーを補給

ある有名なアニメに梅干しを食べるヒーローが登場することがありました。これは酸っぱさとの兼ね合いなので必ずしも食べてエネルギーが出ることを想定したものではなかったでしょう。食べても口をすぼめるだけで別に力がアップするわけではありませんでした。しかし実際には梅干しにはエネルギーチャージの効果があるとされています。酸味を感じるものにクエン酸があります。レモンなどにも多く含まれている成分ですがこちらが多く含まれています。もしこれが入っていないとあまり酸っぱさを感じないかもしれません。このクエン酸を他のエネルギーと一緒に取るとどんどんエネルギーに変えてくれます。疲れているときであったり眠気があるときなどにこれらを利用するとよいかもしれません。脳にエネルギーを送ることができるので、すっきりした状態で活動することができます。